現行販売機種で最強のGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01 使ってみたレビュー

 


こんにちは Amiです。 今日は Galaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01を手に入れたので インフラエンジニア目線でレビューしてみたいと思います。

0円で入手

私は固定代替回線でWiMAX端末を1回線契約しています。 いつも利用しているauショップ(代理店)で買いました。

ショップ店員さんの説明によると私の場合だと機種変更がゼロ円になるようで、会計の際に謎の2万円引きがされていました。実質ただで手に入れました。


開封の儀


[箱] 

最近の流行なのかエコな梱包と本体とSIMスロットに挿すピンと紙っぺらが入っておりました。もちろんUSBケーブルや充電器は入っていません。👶兎にも角にもUSBケーブルは欲しいよね。。。



[内容物]

いたるところにQRコードが付いているので コストカットのために梱包までも自動化されていそうな雰囲気があります。


所感

端末本体はすごくプラシチッキー(プラスチック感がすごく感じられる様)で本体価格「2万2000円」を考えると 汎用品の5.3インチディスプレイや ミドルスペックのSOC 基盤、汎用バッテリー をうまく使いこなしていてまぁすごくコストパフォーマンスがいい設計な気がします。


[本体]

[背面] 背中にスタンドが付いてるので、充電中は置時計や卓上カレンダとして使えます。


[底面] USB type-C 端子が一つ 多分だけど、PD対応


中身はAndroid 11 で モバイルルーター用にアプリケーションや利用できる機能に制限がされています。

モバイルルーターとしての機能はAndroidの標準搭載のテザリング機能を拡張して提供しているようで、W06などの WiMAX2+専用端末とは若干仕様が異なっています。

例えば 4X4MIMO(WiFI側) の有効無効が切り替えができなかったり電波強度の調節ができないなど細かなところで 機能に制限がありました。

ただ実際問題その機能が使えないと通信ができないわけではなく、機能としてあったらいいかもねぐらいの立ち位置であるので機能が制限されているからダメというわけではないと思います。 

DHCPサーバ機能で配信するIPレンジを変更できたり、配信するDNSのIPも変更できたりもするので通常のスマホのテザリング運用よりも柔軟なネットワーク設定が可能になっています。

そのほかDMZモードやポートフォワーディング機能も使用できるので、SIPなどを使ったサービスやオンラインゲームをホストすることも 一応できます。(ここの機能は試していませんが)

Wi-Fi6に対応していないのは少々残念ですね。

USBテザリングをM1チップのMACでやろうとするとうまくドライバーがインストールできなくて積みます。 ここら辺はソフトウェアアップデートでカバーしてほしさはある。



モバイルルータープラン 5G 

今回契約したのは auの「モバイルルータープラン 5G」です。すぐ下の「モバイルルータープラン」と価格はほぼ同額ですが、「モバイルルータープラン 5G」は3日間の通信量が15GBまで制限されずに使えるようになりました。これは朗報ですね! 


※【「モバイルルータープラン」の通信制限内容】
ネットワーク混雑回避のために、直近3日間に「WiMAX 2+」「4G LTE」のご利用の通信量が合計10GB以上の場合、ネットワーク混雑時間帯(18時~翌2時順次解除)の通信速度が概ね1Mbpsの制限を行います。残データ容量にかかわらず制限の対象となります。「エクストラオプション」加入の場合も対象となります。


モバイルルータープランからの変更点

今回契約してみて、感じた大きな変更点は下記のとおりです。料金よりもサービス内容を中心に触れていきます。

  1. 対応エリアと通信方式 
  2. プラスエリアモードの仕様変更

1.対応エリアについて、 キャリアのプランページを見る限りでは WiMAX2+と同等のエリアとなっていますが、 SCR01 は 積極的にいわゆる 4G_LTE で通信するようです。 5G対応エリア外で通信を発生させたところ、WiMAX2+のB41ではなく B1をつかんで通信を行っていました。 これまでのWiMAX2+の端末も水面下でこのような動きをしていたかもしれませんが、今回SCR01 のservicemode画面にて、明示的B1やWiMAX2+以外ので通信していることが実機にて確認できました。 したがってこれまでのWiMAX2+と対応エリアがほぼ同じではありますが、これまで電波が入りにくい建物のなかや 半地下の場所でも 電波がつかめる可能性が上がったといえます。完全に確認出来ていませんが、 WiMAX2+専用のB41もつながるはずなので、 通信の安定性という点で大きく進歩した印象です。

2.プラスエリアモードについて、これまではハイスピードプラスエリアモードを使用して15GB以上通信を行った場合は 月末までの通信制限を ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの両方に課せられていましたが「モバイルルータープラン 5G」ではプラスエリアモードのみの制限になりました。


そのほか通信速度については それぞれの環境や電波状況によって 大きく異なり、再現性がないため今回は割愛します。

WiMAX2+を扱うは斜陽な傾向にあるので、WiMAX2+専用端末の新発売はなくなると思いますが。今後もGalaxy 5G Mobile Wi-Fi SCR01 のような5Gルーター端末がぽつぽつと出てくると思うので今後も楽しみですね。

以上


エリア調査結果(2021/04/20 追記)

Band41エリア内を練り歩きましたが、基本的にはBand1/Band3で通信していました。もちろん 16/32/64QAMのモードで動作も確認できました。



つまり事実上利用できる場所が大きく増えました!素晴らしい!

5Gエリア(NR)も歩いてみましたが、 nバンドの電波は拾ってくれませんでした。→これに関しては電波強度のが得られないから拾わなかったという感じなのでしょうがないかなと思います。

個人的にはWiMAX2+の電波であるBand41の電波を選択的に使用できるオプションがあってもいいかなって思いました。





コメント

匿名 さんのコメント…
価格comのクチコミにてこちらのBLOGを紹介させて頂きました。
お礼と言ってはなんですが、ServiceModeに入ってからBAND41に固定する方法を以下に記します。

画面右上の3点を押す
keyinputを選択しQ0と入力
3点を押しbackを選択
その後2、1、1、2、1、4、1と進む。
3のLTE Band Preferenceを選択すると通信可能なBandの横に※が付いています。
そのBandを選択すると※が消えてそのBandは通信不可になるのでBand41だけ※の付いた状態にする。
その後3点を押しbackを選択し7のApply band configurationを選択。

以上です。

既にご存知でしたらすみません。
Ami さんの投稿…
匿名 さん
情報提供いただきありがとうございます。
教えていただいた設定は
自宅で SCR01を使う際に重宝させていただきます!