Surface Duoは 仕事用端末として使えるかメイン端末として使ってみたけど。。。

 こんにちはAmiです。2022年1月11日についに日本で発売されました。Surface Duo2 は 前モデルのSurface Duoが正当に進化して背面カメラ、5G、最新のQUALCOMM プロセッサが新しく搭載されました。


しかしデバイスの形状や質量などは背面の特徴的なカメラ以外にSurface Duoと大きく変わっていないので、背面カメラ、5GやSoCにこだわらなければ、まだまだ使えます!


正直に申し上げますと1か月以上使い込んでみてどう使うので正解なのかはまだ見切れていないです。イメージしずらいと思いますが、ノートパソコンが主流の時代に突然Surface Proが現れたような。。。とにかくパラダイムシフトが起こったような感覚です。



なので今そこそこ安くなってる、Surface Duo大穴馬だ!ということで、徹底的に使い込んで、興味がある人には積極的に布教していきたいそんな端末です。



Microsoftが夢見た世界


Surface Duoは生産性向上の未来像を形にしたプロダクトの一つです。
なぜ未来像なのかというと、Microsoftが 2009年頃に公開したProductivity Future vision 2009 という動画にSurface Duoの原型になったと思われるデバイスがこっそり出ているんですね。


この動画は「5年後、10年後のライフスタイルや働き方が、ITとソフトウェアでどのように変わっていくのか」を想像して作られているそうですが、今でこそよく目にするようになったSurface HUBや Microsoft Power BIで作ったようなビジュアル化されたデータの表現がいくつも出てきます。


そしておよそ10年後の2020年にSurface Duoが一般に発売されました。未来のデバイスがこうしてプロダクトとして世に出てくるのは夢があってため息が出てきますね。

Productivity Future Vision (2009) - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)

 


どんな端末なのかおさらい

Surface Duoはマイクロソフトが2019 年 10 月 2 日に発表し翌年の2020 年 9 月 10 日に正式にリリースした2画面のAndroidスマートフォンです。


簡単なスペック表

RAM 6GB
Storage 128/256GB
SoC Snapdragon 855

OSはAndroid 11搭載発売当初は、Android 10を搭載していましたが、2022年の1月に品質向上のため Android11のメジャーアップデートが配信されました。


2月、3月にもコンスタントに品質向上Upgradeが配信されているので、これからもどんどん磨きがかかっていく事でしょう。


メイン端末として使い込む準備

今回はメインで使っていた iPhone11Proを払下げ Apple watchのセルラー契約を解約、iPhone SE2を交通系ICカード専用端末に段階的に仕立て上げました。

なぜここまでやるのか? メイン端末として実用に耐えなかったらどうするんだ?といろいろな声が聞こえてくるような気がしますが、「使い込むとは」、ガジェット生活の中心をSurface Duoに移すことなので、逃げ道はあらかじめふさいでおきます。


情報収集フェーズ

 Surface Duoを使い込むには自分はどんな使い方をしたいかイマジネーションを巡らせる必要がありますがそれは一種の楽しみの一つであるとガジェット好きやは考えるはずです。


ただ、自分で考えた使い方だけでは限界があるのは火を見るより明らかなので、私が前回のブログを書いてから、「Surface Duoが GamePass 端末として使えるか検証してみた。 - 究極のインフラブログ (amioverdrive.blogspot.com)」Surface Duo関連のYoutubeやブログで情報収集を行いました。


 手始めは本家Microsoftの 開発者向けのページで製品のコンセプトやどのような使われ方を想定しているのかを調査しました。

 結局のところ、いくら生産性向上やハイブリットワークが「どーだコーノ」を熱弁したところで、いまいち伝わりきってないし、世間の期待と、Microsoftの想定の乖離っていうものが垣間見れました。


 つまりどう使っていいかわからないという雰囲気は少なからずある。


ただし、この手のスマートデバイスの使い方に正解はないのでユーザが増えて、便利なユースケースが次々と共有されるようになるまではまだ時間がかかるのかなとも感じました。もっとより多くのユーザへの浸透を期待します。

Surface Duo Blog (microsoft.com)

デュアルスクリーンおよび折りたたみ型デバイス向けのアプリを作成する - Dual-screen | Microsoft Docs

Surface Devices - Microsoft Tech Community

情報収集の過程で、丁寧に執筆された記事があったので共有します。↓


彼の記事では、Surface Duoをプロダクトとしてよく観察していて良いところと不満点を建設的にレビューしていました。


私の書いているキャッキャウフフなスマホレビューとは何だったんだろうと思わせるようなクオリティーでした。

I bought a Microsoft Surface Duo - my thoughts (review) (ultrabookreview.com)

 

私なりのベストプラクティス

1つ目、率直に申し上げますと、「ノートPCの代わりとして使うな」です。そうすれば仕事用の端末としてうまく使えます。

2つ目、「2画面を使いこなせ」

どういうことか SurfaceDuoは2画面の端末なので、どうしてもノートPCのようにガリガリと文字を打ち込んで使いたくなってしまうのですが、ガリガリするには些か画面が小さいので、仮想キーボードで本腰を入れて文字を打ち込むのは難しいように思います。
情報をインプットして、あわよくば整理できるツールとして使うか、イマジネーションを働かせて、 いろいろなアプリを組み合わせて使うか、想像次第でどうとでも使えそうな気がしています。 
個人的によかった使い方は、片面がTeams会議、片面はOneNote またはwhiteboardで議事をとるのがしっくり来た使い方の一つでした。
ただし、 参加者の誰かが画面共有を始めた場合は 画面が小さいため、拡大表示せねばならず、まともに議事録やメモを取る気にはなれません。

3つ目、「ドキュメント表示に最適化せよ」

すっとぼけたような言いぶりになりますが、SurfaceDuoには画面が2つありますので、雑誌や技術書、PDFなんかを見開き表示できます。
もちろんタブレットでも同様に見開き表示はできますが、 SurfaceDuoのほうが圧倒的にコンパクトで、見た目的には人目を惹くデザインでかっこいいです。 

我慢の分水嶺、きわどい不便さ

正直SurfaceDuoは万人におすすめできる端末ではありませんでした。 使う側には、ある程度の不便を我慢するストイックさが必要です。

これはまだ、改善の余地があることを示しているわけでもありますが、不便なものは不便だし、万人向けでないから、不便のままでいいわけではありません。

最後に私がSurfaceDuoの仕様で最も気にらなかったものを挙げて、今後の改善の期待値としてこの無念さを成仏させます。

1つ目、文字入力とジェスチャー操作精度のあいまいさ

 SurfaceDuoでもっとも気に入らなかった仕様がこれ 特に純正のソフトキーボードのSwiftキーボードのフリック入力の扱いずらさは使うモチベーションをがっつりと削ってくれました。 サードパーティのキーボードは2画面スマホを考慮した設計になっておらず、さらにフラストレーションがたまるため使っていません。
 ジェスチャー操作に関しても、素早くスクロールしたつもりが、戻る操作判定になる場合が多く、かといってナビゲーションバーで操作するにしても画面が狭くなるジレンマもありとても悩ましい扱いです。

ここら辺の精度や入力の不便さが改善されればいい端末になるはずなんだけど。。。どうでしょうか。


2つ目、画面の照度不足

 これは外出先で使っていてかなり不便だと思う仕様でした。純粋に画面の明るさが足りません。この使用に関しては、根本的な対策が考えにくいし、かといってハイコントラストの設定で使うわけにもいかないので後継機で改善されているのか気になるばかりです。


3つ目、ぬぐい切れないもっさり感

 これもソフトウェアでどうにもならないと思っているところではあるのですが、もっさい動作はやはり気になります。特にTeamsやZoom会議を裏で動かしているときになんか引っかかる感じが結構あります。 2画面スマホで、2画面同時に描写処理やアプリのアクティビティが走っているので、しょうがないかもしれませんがユーザからしたらそんなのしったこっちゃないし、もうちょっといいSOCを乗せれなかったのかよって思いました。

4つ目、その他
 surfaceペンってただのタッチペんじゃん疑惑もありますよね。 細かいことではありますが、本機はsurfaceペンに対応していますが、筆圧感知には対応していないようです。筆圧が必要な場面ってそうそうないですけど、よく観察すると、ペンの加速で字の太さを変えてるような処理になっていました。 

まとめ

後半は愚痴になっていますが、万人におすすめできないロマン端末であることは間違いないです。 Bluetoothのコントローラーを繋げばxCloud対応のゲームでもあそべるし、画面の解像度さえ気にしなければですが。。。 Bluetoothヘッドフォン経由なら音質も悪くない。

2画面あるから活用法はあなた次第。なんと無責任なセールストークなんですかね。 音楽再生画面を表示しつつ、Mapフルサイズで表示できるので、車や自転車のナビ端末にはもしかしたらちょうどいいかも、生産性向上できてますよね?

すごく悔しいですが、私には使いこなせませんでした。もう少しITリテラシーとかスマートデバイスを触る時間を増やす必要がある、そんな気づきががありました。

円安ですごく買いづらいですが、たまに中古が安く出回るタイミングもあるようなので、お試しで買ってみてはいかがでしょうか。

長文お疲れ様です。




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